ふく さんの家計簿日誌
2009-12-16
ごめんなさい。またまた本の感想です。
最近映画化された原作で13歳のアナが姉ケイトのためのドナーを拒否し、両親を相手に訴訟をおこすという話題作。
母親は元弁護士であり、自らを弁護し、父親はアナの側に立って証言することを選ぶ。
アナもその中で傷ついていく。
アナが裁判を起こした理由、そして裁判のあとに起きた事とは・・・。
設定が派手ですが、作者の家族の描き方はとても丁寧で優しいまなざしを感じます。
家族が嵐にもまれてきりもみ状態になるのですが、どんな家族にも小さな波やトラブルを乗り越えながら絆を深めていくのだという事を改めて感じました。
映画と原作は違うそうですが、どんなラストになっているのでしょうか?
正直、小説の終わり方はどうもすっきりしません。
一番印象的なのは、ケイトのために、妹のアナ、母親のサラが髪をそり落とし、ショッピングセンターに行くシーン。
「私達は三倍美しい」