ふく さんの家計簿日誌
2009-11-18
アールヌーボーを代表するフランスの工芸家エミール・ガレ展が実家にある陶芸美術館でやっているので、見に行きました。
チラシの写真の花瓶は何のモチーフだかわかりますか?
わかったあなたは素晴らしい。
何とナスなのです!
何という斬新さなのでしょうか。
このほかおたまじゃくしの工芸品もありました。
私なら絶対選ばない、思いつかない題材です。
・・・そうした作品の中でも私が一番気に入ったのは、 犬と猫の陶器。
どちらも18世紀の服を着て何とまあ、かつらまでかぶっています。
とっても洒落ていますね。
フレンチブルドッグの表情の滑稽さ、おすまししたトラ猫の模様は陶器で人気のあった花柄。
とってもユーモラスで遊び心をくすぐられます。
普通は描かない枯れ葉や、1つの植物が花開き実に成るまでを人間の一生のように構成したり、ガレという人はあらゆる究極の美をガラスに閉じ込めた人ですね。
繊細さ、優美さ、物憂げさ、耽美・・・言葉でいいつくせないです。
「燃えるように熱い ガラスの素地の中に 私は種をまくのです。」
チラシに書かれたガレの言葉です。
平日のお昼ちょっとすぎとは思えないちょい混みのお客様の入りでした。
残念、もっとゆっくり見たかったです。
そして今日のお昼ご飯は、オムライスの覆面調査。
この店はもう4回目なので、報告もだんだんがむずかしくなってきました。